証拠を見せてほしいとの要求

悩んでいる女性

証拠を見せてほしいとお願いしていいの?

請求者が証拠を所持しているか気になる

謝罪

不倫の慰謝料を請求された人の中には、請求者が証拠を所持しているかについて気にする人がいます。

一方、そのようなことを全く気にしない人もいます。

気にならない人

疑問

この違いどこから生じるのでしょうか?

まず、請求者が証拠を所持しているかどうかを気にならない人の多くは、証拠を持たれていようが持たれていまいが、事実関係を認めて謝罪や妥当な範囲内の損害賠償に応じる意思があります。

あるいは、自分は全く悪くないと思っていて(ほとんどそれは勘違いですけどね。)、これまた証拠を持たれていようが持たれていまいが、一切の損害賠償に応じる意思のない人も少数ながら存在します。

つまり、不倫の慰謝料請求に対して謝罪や賠償をするかどうかの方針が決まっている人にとって、請求者が証拠を所持しているかどうかは関係ない話なのです。

気になる人

逆に、請求者が証拠を所持しているかどうかを気になる人は、不倫の慰謝料請求に対して謝罪や賠償をするかどうかの方針が決まっていない人となります。

疑問

請求者が証拠を所持しているようなら不倫を認めて謝罪や賠償をするが、所持していないようなら不倫を否定しようという考えです。

個人的にこのような考え方は大嫌いで、卑怯極まりないと思いますし、人間的にもどうかとは思いますが、ある一定の割合でこのような考え方をする人がいるのも事実です。

証拠を見せてほしい

請求者が証拠を所持しているかどうかを気になる人は、ときにとんでもないことを請求者に要求します。

それは……

「証拠を見せてほしい」

という要求です。

ここまで露骨でなくても、請求に対する回答書において「奥様は私とご主人の間で不貞行為があったと主張されていますが、何を根拠にそのような主張をされているのでしょうか?」という具合に、請求者がどのような証拠を所持しているかを暗に探ってくる人もいます。

見せるわけがない

しかし、このような要求はまず無駄です。

なぜなら、基本的に請求者が所持している証拠を見せるわけがないからです。

もちろん、所持している証拠のうちの一部である「○月○日の探偵からの調査報告資料がある」と具体的にほのめかす程度のことはあるでしょうけどね。

ポイント

ここがポイント!


証拠を見せてほしいと要求したところで、見せるわけがない。

見せない理由

上記のように、基本的に請求者が所持している証拠を見せるわけはないのですが、その理由として以下が挙げられます。

  • (1)どのような証拠を所持しているか分からないほうが相手にとっては不気味
  • (2)訴訟に備えて今はどのような証拠を所持しているかを相手方に知られないほうが有利

(1)は何となく理解できると思います。

相手のことが分からないことほど怖いものはないですよね。

また、(2)は→こちらの謝罪と不倫の慰謝料額の関係でも説明しておりますように、肉体関係があったにも関わらず否定していると、そのような不誠実な態度は慰謝料の増額理由となる判例があるため、訴訟を有利にすすめることができる可能性があるからです。

ポイント

ここがポイント!


証拠を相手に見せないほうが有利だから、証拠は見せてもらえない。

不倫の事実があったと推測される可能性がある

さて、ここからは法律の問題ではなく、常識の問題として考えていただければ良いのですが、もし不倫の事実が一切ないのであれば、不倫の証拠が存在するはずがないですよね。

となると、請求された人は不倫の証拠など存在しないことが分かっているのですから、普通の感覚の人間であれば「証拠を見せて」という要求や、「不貞行為があったと主張されていますが、何を根拠にそのような主張をされているのでしょうか?」いう確認をする必要がないのです。

シンプルに「不倫の事実はありません」で終わりです。

つまり、不倫の証拠を見せてほしいという要求をするということは、不倫の事実があったものの、請求者が証拠を持っていなければ否定しようという考えであると推測されても仕方ないですし、上記のように見せてくれる可能性は限りなく低いのですから、このような要求にはデメリットしかないということになります。

ポイント

ここがポイント!


証拠を見せてほしいという要求にはデメリットしかない。

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